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雨の日には映画を見よう・・・

ひさしぶりの休日の日曜日、朝から雨が降っていました。朝、いつもの喫茶店でモーニングを食べ、久しぶりに映画でもと携帯で映画情報を見る。前から気になっていた「カティンの森」(ポーランド映画)を見に行く。場所は「博多駅シネ・リーブル」この映画館もひさしぶり。バスセンタービルの7階のゲームセンターの奥にひっそりとある映画館で商業主義にとらわれないいい映画を上映する。「カティンの森」(アンジェ・ワイダ監督)は歴史の真実をあばく、問題作。私もそうだが、ポーランドを侵略したのはナチスドイツというのが一般的な常識だが、事実はそんな単純ではない、西からナチスドイツ、東からはスターリンの独裁国家ソ連から挟みうちのように侵略され1万5千人あまりのポーランド将校が捕虜になり「カティンの森」で虐殺されたのである。そしてそれを実行したのがナチスドイツだと公然と言われ続けてきたが、事実は実行したのはソ連の軍隊であった。残されたポーランド将校の家族の葛藤、事実を暴こうとする人々を描いた秀作である。

がらがらかと思いきや・・小生の同年輩の人か、上の人達でほぼ満席・・少しびっくりした。これを見て思ったのは、新聞やマスコミなどで報じられる事件の真相はほんとに事実なのか??という事である。最近の民主党の小沢事件の報道を見ていると検察の暴走なのか、はたまた正義の味方?検察が田中角栄以来の大物政治家を追い詰めるのか?しかし、ちょっと角栄の時とちと状況が違う気もする。当時は自民党の長期政権であり、立花 隆の文芸春秋の「田中金脈研究」を機にまた米国の公聴会の証言などからマスコミが書きたて、検察が本腰を入れ元総理逮捕に至ったと思う。世に言う「ロッキード事件」である。今回は小沢の4億円の政治資金収支報告書虚偽記載でまず、石川議員、大久保元秘書ら3名が逮捕され、このあと4億円の資金ののなかに水谷建設からの5000万の裏献金があるのでは??(元会長は渡したと証言)そしてこれが東北のダム建設のあっせん収賄の疑いがあるということで今捜査中なのである。確かに政治団体が12億近い不動産を所有し、不動産取引をすること自体、庶民から見れば異常ではある。しかし・・・この水谷建設という会社の会長・・あの石原都知事の息子への献金疑惑や福島県知事の汚職疑惑(これは知事は無罪)のときも顔を出す、おなじみの人で今収監中のいわくつきの人物である。この男の証言を基に動いている検察・・・もっと大きな証拠をつかんでいるのか?石川議員の自白があるのか?国会は今この審議集中で肝心の景気対策やらがまったく議論されない。攻勢をかけるはずの自民党ももうひとつ迫力がない・・それもそうだろう過去、この種の金の問題でへきへきするぐらいスキャンダルを生んだ党、谷垣総裁のあの顔見ていると選挙対策で攻めているしか感じられない。政権にいる社民党も国民新党もだんまり!公明党も元気がない。唯一、共産党だけが、歯切れがいい。この党の存在価値は今こそある・・が、それでも限界を感じる。このことで小沢が幹事長辞任し、鳩山総理が辞任ということになると。もうこれは日本という国が国際社会の笑いものになる。経済でも中国に押され、政治の安定しない3流国に成り下がる・・・いやもう3流国かもしれない。デフレが深く進行し、廃業に追い込まれる飲食業もあとをたたない。中小建設業者の倒産も急増。どこに行くのか日本は。

映画が終わり、外に出ると同じ階にあるゲームセンターで黙々とゲームに高じる若者の群れ・・そのなかを通り抜けていくとき、今見た映画の重さが急にふわっと軽くなる。そして、映画の感動が色あせていくように日常に戻る。政治に対する思いも同じではないか・・・小沢に腹だたしく思う前にどれだけ政治に思いを持っているのか?小沢だけが悪者なのか?NHKの大河ドラマ「龍馬伝」や「坂の上の雲」など見てロマン感じるだけではだめなのである。テレビかけるとバライテイ番組の多さにうんざりする。今は日本のテレビも週刊誌も新聞も、なにもかもごった煮に玉手箱のように感じる。毒饅頭を食べないように自らの舌(感性)をいつも磨いておかなくてはならない・・・と思う。