よされ東京ひとり旅・・その1

昨年リバーの年末オールナイトセッションも盛況のうちに終わり、帰宅したのが朝6時ごろ、3時間ぐらい寝てすぐ福岡空港へ。疲れているはずが以外と元気、ひさしぶりの東京(2年ぶり・・前回は渡辺文男さんの古希祝い)ということもあり興奮気味。今回の旅は31日の新宿ピットインのカウントダウンライブと3日に同じピットインでの森山威男のライブに行くのと、東京でひとり暮らししている息子と酒を飲み交わすのが主な目的。前回の独り言にも書きましたが、60歳を越えてリバーを引き継ぎ、はや9年になり、ジャズに対する熱い思いが、次第に薄れてきておりました。これではいけないと思い、昔、東京にいた頃、よく通っていた新宿ピットインやタロー(いまはない)のあの頃の熱い気持ちを少しでも呼び起こせたらと思い老骨むちうち重い腰をあげたのであります。60歳すぎると、どうしても書斎派になり、とくにジャズの店のマスターなどやるとなかなか他の店にも行かなくなり、またライブも聞きにいかなくなる。どうしても行動半径が狭くなり、感性も硬直化し、CDや書物やマスコミ媒体でしかジャズを体感しなくなる。これでは骨董屋のおやじになってしまう。オーディオにいたっては全く興味なく、それなりの音で鳴ってれば全くどうでもいいのである。

2時すぎの飛行機で東京へ。福岡に比べ、暖かいのである。数年前 NYに正月に行ったときもやはり凄く暖かく、なんだかいい気分。寒さは苦手である。4時すぎに新宿に着く。石原都知事の新宿浄化政策で少しは清潔で綺麗な街になっているかと思いきや・・・いやいや昔のままのあの猥雑な街でありました。新宿はそうでないといけません。所詮庶民の気持ちなどわからない知事がいくら自分がってに文化を変えようとしても無駄である。早く引退してもらいたいものである。その日の宿、歌舞伎町のカプセルへ。入り口で凄い人だかり、いろんな国の人が並んでいる、31日の大晦日にこんなとこに泊まる外国人は?いや日本人でもまとも人はいまい。少し引いたが、予約しており、何事も体験である。チェックインししばらく風呂に入る、のんびり。眠気がくる。途中、新宿末広亭ちかくの中華料理屋で腹ごしられし、3丁目のピットインに。入り口でもう長蛇の列、予約入れていたので、なんとか座れる。缶ビールをすすりながら、待つ。ピットインの席は劇場のようにすべて前に向いている、飲み物もセルフ。よけいなフードメニューなどほとんどない。この雰囲気が小生は好きなのである。
ライトが落とされ、カウントダウンライブの始まり!!

最初は梅津和時のバンド 、
民族音楽風で、楽しい!うちでソロライブ一度、開催しましたが、音のでかさ、切れに驚嘆した記憶がある。健在でした。

2番目が辛島文雄クインテット
池田篤のアルト、岡崎正のテナーなかなかい。
正統派のピアノである。エルヴィンのバンドで経験つんだ
DNAを引き継いでいる。ある意味今回、NY的サウンドをにおわせた唯一のバンドかも。

3番目は澁谷毅オーケストラ
フロントは峰厚介(ts)松風紘一(ts、fl) 林栄一(as) 津上研太(sax) 松本治(tb) などそして あの秋山将大(g)急遽参加!!何年ぶりだろう、外見は昔の面影ない・・とにかく怪しい。そして外山 明の太鼓が絶妙の間とバランスを築き、
時折、ソロ、バッキングする渋谷毅のピアノ、オルガンが
なんと不思議な音楽空間を生み出す。かちっとしたバンドばかり聞いてる人はこの澁谷毅の凄さはなかなか理解できないかもしれない。でも小生は好きである。ジャズの本来持つ
フリーな要素がある。極めて土着のサウンドである。

4番目がカウントダウン担当の南博トリオ+菊池成孔

南博も菊池成孔も生で聴くのははじめて。
このころになると後ろは立ち見の人で溢れんばかり!!菊池人気だろうか?しかしMCでは結構、饒舌で私の予想していた人物像とは違う??もっとシャイでインテリの雰囲気かなと。しかし、SAXはなかなか切れもあり、いい。ちょっとマイクつかいすぎかなという感じあるが・・・なにより華がある。ちょっといままでのジャズマンとは何かが違う。南博のピアノも始めて聴くが、やはりただものではない。ベース水谷浩章、ドラムの芳垣安洋 のリズムセクション!いうことない素晴らしい。
「渋さ知らず」とは違いジャズドラムなのである。カウントダウンでは南博のおどけた役者ぶり??大喝采。ピッインの中、熱気でむんむん。トイレに行くとき、立ち見の帰省中の福岡のべーシスト榊原君と声を交わす。お互い来てよかったと。残念ながらこの雰囲気は新宿ピットピンでしか味わえない。しかし、リバーサイドも少しでもこの域にちかずきたいと思うが。さすがに眠くなり、腹も減ったので、外に。すぐ近くの居酒屋で一杯、元気になり戻る

5番目が 丈青(p)杉本智和(b)本田珠也(ds)のトリオ
ピアノも初めて聴く。若いトリオである。外見と違い結構正統派のピアノである。それでも、時折、あおる本田珠也のドラムに答えるかのようにいいソロする。期待のピアノである。

6番目が 先ほどの芳垣安洋(ds)と水谷浩章(b)の強力リズムセクションに加藤崇之(g)と斉藤良一(g)。加藤崇之の変ギターに口あんぐり・・・。福岡にはこんなギターはまずいない・・。以前、聞いたことが何回かあるが・・存在感凄い。

7番目いよいよ・・トリ。待望の板橋文夫トリオ+4
フロントはおなじみ片山広明(ts)田村夏樹(tp)吉田隆一(Bs)そして太田恵資(vln) そして立花康彦(b)にリバーでもおなじみの小山彰太(ds)のリズムセクション!! 一曲目からパワー前回!!唸り、泣く板橋文夫のピアノ
シャープで切れのある小山彰太のドラム・・・ああたまらない至福の時間!!時計見ると4時半・・終焉の時間を過ぎている。最後のテーマが何度もめくるめく反復される。土着日本ジャズの真髄ここにあり!!
さすがにこの時間、お客はかなり減ってはいるが。ここまで聴かないと意味ない。となりの女性ふたり最後までいました。東京のファンは熱い。ベースの榊原君と一緒に外に。「また、来たいね」
とひとこと言って別れる。3丁目から、花園神社をとおりサウナに。カプセルで爆睡!!さあ、少し寝て、靖国神社に初詣。


つづく

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