アウトロー臨終図鑑 外伝

アウトロー臨終図鑑 外伝

山平重樹の書いた「アウトロー臨終図鑑」
最近の本で、一番強烈な印象を受けた。著者はいろんなアウトローを、亡くなった年代別にひとりひとりに、個人的な付き合いや、思い出、また印象等から、書き記した、本。有名な人も居れば、初めて自分が知った様なマイナーな人まで、多彩に記実している。
アウトローと言えば、ヤクザ、左翼運動家、右翼、が定番だが、例えば夜桜銀次もその一人、彼の名前を知ったのは菅原文太演じる東映映画「山口組外伝〜夜桜銀次」
である。博多の街が随所に登場する、撃たれた祇園あたり、昔、近くに住んでいたので、懐かしい、その旅館がまだあるという。山口組の刺客として、送り込まれた銀次が、金を貢いでいた、炭鉱経営者が、殺し屋を雇って殺したと言われている。彼は確か大分出身の男、最後のシーン、撃たれた、血染めの背中の夜桜の刺青がなんとも印象的。しかし、この映画のレンタル探すの、大変だった。今はこの種の映画🎞Amazonプライムとかで、見放題とか。ヤクザ映画ファンとしては何度も見たい作品。CAEF7C3E-541E-46EB-947B-7CA342A9E080
そして、次に印象的なのが、アマ将棋師、小池重明のこと。いまでこそ、藤井聡太が、脚光浴びているが、はるか昔、もっと凄い棋士がいたのである。彼の凄いのは、いわゆるかけ将棋に生きた、いや生きざるを得なかった天才棋士、その私生活の奔放、無頼から、度々、問題起こし、プロには認定されなかった。自堕落な、生活の果てにあったものは?
団鬼六が、後年面倒見たが、最後病床から、抜け出てプロとの試合で、ボロボロの身体で、勝った伝説。昭和の坂田三吉である。A0798392-8C06-47B9-A93A-0EFE1BE0145F

そしてもうひとり意外な人がそれは高橋和巳である。彼がアウトロー?異論があろう。しかし、当時反権力の学生のシンボルであった、この若き京大の助教授。苦悩と挫折の生涯。丁度、自分が、大学時代、昭和43年から昭和47年までの間、、彼は京大の助教授であ京大闘争に身を捧げ、左翼運動家のシンボル的存在でした。かれの「邪宗門」〜「我が心は石にあらず」など、当時貪り読んだ記憶がある。今もかれの本をリバーサイドに置いている。学生と大学当局の狭間で悩み続け、三島由紀夫が割腹自殺した、半年後、39歳の若さで、癌で亡くなった。真摯で原理主義の人でした。D44B0605-0C27-4532-8585-79081E7D8E39

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また、小説家も何人か取り上げている。
檀一雄もそのひとり、火宅の人と呼ばれた、豪放磊落、自由奔放な、生き方は、類を見ない。よく無頼派、破滅型と言われるが、太宰治とは違い、男性的で、明るいところがある、かつて、晩年ポルトガルのサンタルスカに1年4ヶ月滞在し、現地の人との交流、得意の料理を振る舞い、毎晩飲み明かしたらしい。確かRKB毎日放送が、高倉健が檀一雄の足跡を🐾巡る旅のコメンテーター役をした番組を観た事がある。「我れ生涯にひとり」と天然の旅情に赴くまま、世界中を放浪した、檀一雄、男のロマンを感じる、自分も店辞めてからは、とにかく奔放で自由な旅を最後にしたい。自分の場合は旅打ち旅行になるか?最近、檀一雄の作品、大林宣彦の遺作として、「花筐」を映画化🎞し、観ました。唐津が舞台の幻想的な素晴らしい映画でした。三島由紀夫がこよなく愛した作品だとか。
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そして、もうひとり、色川武大も取り上げていたもう一つの名前を阿佐田哲也という、「麻雀放浪記」はギャンブル小説のバイブル、〜朝がきて、麻雀で徹夜したから、阿佐田哲也という名前をつけたらしい。生粋のギャンブラー、ナレコプシー病という、睡魔に襲われる奇病を持ち、麻雀中にも牌をもつたまま、居眠りをすると有様。異常な食欲の為、肥満になり、胆嚢を患う、晩年は東北は一ノ関に移住した。ジャズが好きだったらしい、あの「ベイシー」にも時折顔だしていたらしい。師匠と仰ぎ親しかった、伊集院静が、「いねむり先生」という本を出している。映画化にもなった。二人は競輪仲間でもあった。全国の競輪場に二人で、出かけていたらしい。二人の友情がほとばしるいい本、面白かった。しかし、色川武大で、「離婚」「狂人日記」などの純文学の旗手でもあった。80625151-2155-4CC7-995A-9F9050D06E28

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この本で、寺山修司も出てくる、彼のことは、散々書いてきたからここでは、省く、
あと。中上健次、梶山季之、中島らもなども。
またそのほかで、左翼運動家がたくさん出てくる、元赤軍派、全共闘、、そして所謂、民族派と呼ばれる人々、野村秋介なとその代表。そして、ヤクザ、俳優では、鶴田浩二、若山富三郎、成田三樹夫、川谷拓三、歌手では、尾崎豊が唯一取り上げられている。たこ八郎、藤山寛美、横山やすし、など、破天荒な人ばかり。
しかし、まだ亡くなった、ここで取り上げられなかった、アウトローは沢山いる、第二弾を待ちわびる。それぐらい面白かった、ひとによっては、ひとり2.3ページで終わるから、物足らないかも、でもこの作者山平重樹が、一番のアウトローかも知れない。

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