カイジとアカギ 〜福本伸行の世界

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カイジとアカギ 〜福本伸行の世界

漫画、正確には劇画というか、この歳になり、また夢中になるとは、夢夢思わなかった。
子供の頃、家の近くに貸本屋があり、よく借りて読んだ、あの頃読んだのが、ゴルゴ13で有名なさいとうたかおの「台風五郎」という探偵もの、や手塚治虫の「鉄腕アトム」また、「鉄人28号」「赤胴鈴之助」などであった。
少年クラブなどの雑誌も夢中に読んだ記憶がある。しかし、高校生ぐらいになると、受験勉強もあり、漫画から遠ざかった。大学に入り、劇画と遭遇し、辰巳ヨシヒロ、つげ義春、などいわゆるガロという雑誌によくで出ていた人達と出会う、独特の作風、ストーリーに魅せられた。あの頃、貧乏学生の自分に、つげ義春の絵が、心に沁みた。時は学生運動華やかし頃、
自分の心情風景がまさに、彼の絵に現れていた。かれの中で一番好きなのが「ゲンセンカン主人」。
ウィキペディアより、概要
前世や因果、輪廻など仏教的なモチーフを前面に押し出した、一種の恐怖漫画であり幻想漫画でもあり全体にほの暗い色調に貫かれている。また、極めて日本的な物語を描きながら、つげがかつて愛読したエドガー・アラン・ポオの影響をもうかがわせる不思議な味わいを持っている。本作の主人公は、つげ義春の自画像に近いリアルな劇画風キャラクターとして描かれるが、主人公のキャラクターはコマによって左右非対称になったり、表情が変わったりと目まぐるしい変化を見せる。しかし、その変化はかえってこの作品のテーマである自己否定の不安感を際立たせる結果となった。
これはもう漫画というより、純文学である。
「ネジ式」「紅い花」などもいい。そしてかれが書いた旅行記「貧困旅行記」が好きである。各地の湯治場にひとりで行き、旅する。
また、弟のつげ忠男も、好きである、似た作風では、あるが、よりシリアスな感じがある。
辰巳ヨシヒロ、水木しげるも結構読んだ。
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社会人になっても、ちょくちょくこうした漫画を読んでいたが、、、年をとるにつれだんだん読まなくなった、そこで出会ったのが福本伸行である。最初は中条きよし主演のドラマ「銀と金」を見てから、彼の存在を知る。それから、勿論漫画の「銀と金」を見る👁そのストーリーの面白さに、惹かれた。それから彼の大ヒット作、カイジとの出会いである。いやとにかく面白い、アニメでも見たが、ストーリーの奇抜さ、ギャンブル漫画といえば、それだけかと思うが、いやいやどうして^_^、現代の世相、格差社会を面白く可笑しく、表現し、衝撃的ですらある。借金まみれの主人公カイジ、今そこにいるような若者が、泥沼から這い上がろうと、悪戦苦闘する、そして、周りの登場人物が個性溢い、利根川幸雄、そしてその親分 兵藤、など彼らの吐くセリフ、名言がまた面白い。

「金は命より重い・・・」
「恥を知れっ・・・・!
悪党なら最後まで悪党でいろよっ・・・・」

「目先を追うなっ・・・・・・・!
いい加減気がつけっ・・・・・・・・!
耐えることなくして
勝利はないんだっ・・・・!」

この名言をまとめた本まで出てる。何かが起こる前兆に「ざわざわ、ざわざわ」という文字が出現し、カイジの戦いがはじまる、

そしてカイジと双璧をなすのが、麻雀漫画「アカギ」である。麻雀といえば、やはり、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」だろう。映画にもなり、
映画賞、総なめにした。監督はイラストレーターの和田誠、モノクロで、終戦後の混乱期の雰囲気がよく出ている。鹿賀丈史演じる、どさ健が、特に凄く印象に残っている。素晴らしい映画である。

そして、アカギ、闇に現れた天才少年、アカギ、、、という触れ込みで登場する。
負け続け借金まみれの南郷という男の代打ちし、取り戻す。その打ち方は天才、実際には、ほぼ不可能は展開から、逆転する、スリルはなんとも面白い。ヤクザとの抗争になかで、代打ちし、まみいる伝説の雀士を、蹴散らす。
痛快である、しかし、カイジもアカギも基本的にはアウトロー漫画、暗いのである。でも、どこかこの荒廃とした現代の世相を良く表している。カイジは、ウダツの上がらない借金まみれの若者が、大金を掴むため、金持ち悪党どもの仕掛けたゲームに挑戦していく話。一方アカギは、死を恐れないニヒルな笑み、感情さえもない、天才雀士、アカギの生き方を書いている。
カイジは金との戦い、アカギは命との戦い、どちらも切なく、胸にくる。
YouTubeで、どちらもアニメが全編観れる。

格差社会がここまでくると、真面目に働いても、人生見えてくる、一発逆転を夢見る人間は、つかのまの夢を見るため、ギャンブルに嵌まる、、そして破滅。
パチンコ、競馬、競艇、競輪、オート、、こんなに国中、一応合法的には認められたギャンブルがある国も珍しい。あの韓国ですら、一時パチンコが流行りそうになり、すぐ国は全廃した。しかし、日本はどうだ、カジノまで作ろうとしている。高い寺銭とり、国、地方、そして民間業者、入り乱れ、庶民からむしり盗る。
それでも、人はギャンブルをする。

そこには、遣る瀬無い現実の逃避と、つかのまの夢を追い続ける、人間の本性がある。

ざわざわ ざわざわ ざわざわ

生きてる証なのかもしれない。

ユリイカという、有名な文芸誌に特集されました。
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